● 交換留学
約一年間、現地の高校に通学をするなど、生活文化を通し、英語力の上達や異文化理解を目指します。
また、高校交換留学は、１９８８年に学校教育施行規制の改正により、海外で習得した単位の認定が制度化され、帰国後も留年することなく進級できること（※1）もあり、この時期ならでは経験できる貴重なプログラムです。
留学先の各国には、本委員会が運営する受入団体（ＦＡＣＥ）を設置し、団体のバックアップ体制と環境のもと、安心して現地での留学生活を送ることができます。
今だからできる交換留学、チャレンジしてみませんか？

● 私費留学
高校留学とは、大きく分けると交換留学とそれ以外の留学に分かれます。
交換留学以外のものは、私費留学と呼ばれています。
交換留学と私費留学では、入国ビザの種類も異なりますし、留学する高校も（一部例外はありますが）交換留学は公立高校が原則です。私費留学は私立高校が中心となります。 

私費留学の大きな特色は、交換留学のような語学、文化体験を通した国際交流プログラムに加え、主に卒業や進路を考慮した留学が中心です。

私費留学では、私立（公立も含む）高校など学校の規模・学費面、所在地など、カウンセリングを通して、留学生ご本人に合った留学プランを計画することができます。

留学を希望する場合、ただ留学のことだけを想定するのではなく、自分の進路計画を設計してから、留学をとらえることが大切です。
まず、留学時期（学年）を決め、帰国してからの進学準備を視野に入れて考慮する必要があります。進学先を国内にするのか海外にするのかなど様々です。
また、海外で習得した単位を認定する高校の在学生であれば、留学ないし休学の選択もあります。
いずれにしても、まず自分の進路希望をしっかり把握し、在学校の制度を確認する事が先決です。

● 私費留学修了後の進路について
継続して二ヵ年以上留学し、卒業をした留学生は日本の大学では通常の日本の高校を卒業した場合と同じく、日本の大学への受験資格が与えられます。また、帰国子女枠の入試としての受験資格も与えられます。
その他、私費留学を修了した留学生は日本の大学への進学をはじめ、アメリカ合衆国やカナダ、英国・オーストラリアへの英語圏にも進学しています。

留学するために必要な英語能力検定試験にTOFLEがある。一般的にTOEFL550点以上、IELTS6等のレベルに達した方々が、正規留学を許可される。ただしTOEFL550点で即入学できるわけではなく、専門的な講議についていけるかも重要な基準となっている。留学生だから、何か特別扱いされるわけではないので、先ほども述べた通り、現地の学生と同じに勉強できる英語力が必要なのです。TOFLEはひとつの目安程度に考えたほうがいいでしょう。

人生の中で最も多感な10代の一時期を海外で過ごすことにはとても大きな意義があります。それは単に英語力を伸ばすというだけでなく、歴史も習慣も異なる文化のなかで様々な人達と触れ合うことによって、グローバルな視野を養うこと、そして、外から日本を眺めることで、より日本への理解を深めるということです。

海外に行くということは、常に親がそばについていることができない環境に身を置くだけでなく、言葉、習慣、考え方、環境の全く異なる国に行くということであることを忘れないでください。そのため、参加する留学生一人一人が主体となり、責任と自覚をもって行動しなければなりません。留学は決して楽しいことばかりでなく、大変な苦労を伴うこともあります。しかし、それを自分の力で乗り越えたとき、海外留学をしたからこそ身に付けることのできる「何か」が自分のものになるのです！

確実に描いたキャリアゴールを目指して日本では、学べない分野を海外で！
主な専攻
●国際関係学●国際開発学●経営管理学
●心理学●教育学●コンピューター科学

国際関係修士号を取得した学生のキャリアオプションとしては、政府関係の仕事や、国連などの国際機関での職員や、世界情勢を経済、外交、教育、環境と様々な視点で学びますので、国際ジャーナリスト、外資系企業の法務部、世界銀行や、世界的に活動している様々な金融機関など、様々なキャリアプランを立てることができます。

● 必修科目
アメリカの外交政策、国際機関、国際法、ヨーロッパの政治、国際環境問題、国防政策、国際摩擦、国際経済、国際人権問題

国際開発学修士号を取得した学生のキャリアオプションとしては、もちろん国連や世界銀行などの国際機関で働くことを最終目標となりますが、主に経済学を中心に学べば経済アナリスト、衛生管理学を中心に学んだ学生は赤十字や衛生管理局とそのキャリアの幅は広がっています。一昔前では、国連なども経済や教育、衛生学といった専門分野の人間を好んで採用していましたが、近年では、イギリスを中心に開発学も認められてきました。

● 必修科目
開発の社会のセオリー、倫理学、経済開発学、飢饉と教育、環境開発、政府と開発学 、社会変化、人間発達学、国際栄養学、国際政策額 、国際人口学

ビジネスを学ぶ大半の学生がビジネスマンを将来のキャリアゴールに描くわけですが、ビジネスの専攻を選ぶ際、将来自分がビジネス業界のどの分野で活躍したいのか、ということをできるだけ明確にしなければなりません。会計士、マーケター、証券マン、様々なビジネスマンがいるわけですが、将来どのようなビジネスマンを目指すかと考える必要があります。

● 必修科目
会計学、財務官理学、情報処理、 国際ビジネス学、国際経済学、人間管理学、行動管理学、起業家学、貿易学、マーケティング学、インターネットビジネス学、税金学

心理学の分野で将来の職業を語るのは非常に難しいですか、その中でも代表的なものとして、大学教授などの研究職、私立の学校や公立の養護施設などのカウンセラー、病院の精神科医、心に関する書籍のライター、主に外資系企業などに駐在しているキャリアカウンセラー、精神科開業医、リハビリセンターなでの社会復帰支援者、等々様々です。

● 必修科目
異常心理学、社会心理学、人格発達学、学びと記憶、心理学の歴史、心理テスト開発、統計学、実験心理学、産業心理学、異文化心理学

教育系の学問を学んでいたきた方の将来のキャリアを様々ですが、もちろん一番多いのが公立、私立問わず学校の教師、また学習塾や留学支援センターなどの教育サービス業、教育関連の書籍を出している出版会社、保育士、養護施設の教員等々様々です。もちろん教育系の学位も将来のキャリアゴールあわせて専攻することが大事になってきます。

● 必修科目
幼児発達学、指導案開発、テスト開発、クラス管理学、特殊科目指導案作成術、障害者教育、学校心理学、学校管理学、コーチング、異文化教育学、教育実習

コンピューターサイエンスを専攻する方の将来のキャリアゴールは様々ですが、一般的には、SE(System Enginieer)、プログラマー、ソフト・ハード開発、システム管理者等様々です。昨今のITバブルの影響も受け、海外で働きたい場合は最も職の見つかりやすい専攻と言えるでしょう。

● 必修科目
プログラムデザイン、データベース作成、コンピューターシステム、数学、アルゴリズム、デジタルシステムデザイン、操作管理システム、ソフト開発、データベースデザイン、コンピューターグラフィック、ロボット工学